2023.03.30
お知らせ
農業生産法人 株式会社稲作ほしの 設立のお知らせ
去る2023年3月27日
株式会社稲作ほしの
設立披露宴を
下田の嵐渓荘様にて
開催させて頂きました。
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多数のご来賓の方に
見届人となって頂き
誠に有難うございました。
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今後とも
株式会社稲作ほしの
並びに
星野株式会社 を
宜しくお願い申し上げます。
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取締役の熊倉睦さんと
代表取締役COOの星野誠の
会社設立時のエピソードをまとめました。
是非お読み下さい。
・・・・・・・
農業に興味ある?
一緒に農業やらない?
うちの畑と田んぼ
引き継いでくれない?
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きっかけは熊倉さんから
こんな内容の相談を受けたことでした。
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熊倉さんとはもう10年以上の付き合いになります
シールや箱などを買っていただいたり
お米や、さつまいも、じゃがいもを買わせていただいたり
熊倉さんが作る米やイモがほんとうに美味しくて
そのうち仕事以外にも相談しあうようになっていました。
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ちょうどこの相談をいただいた頃
自分自身もこれからの仕事や生き方
子育てについて考えていたこともあり
まず単純にやってみたいと思いました。
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おそらく現代において農業こそが
これからの社会をより良くしていくのだと
農業を通じた人との繋がりや暮らし方はもちろん
生きていくための基本としての食の在り方が
最も重要になるだろうと思ったからです。
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しかし、やってみたいとは思ったものの
果たして自分に農業ができるのだろうかと悩みました。
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なぜならこれまで
たくさんの農家の方々と取引をさせていただきながら
農業経営の現実や難しさを見てもきたからです。
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それでもやってみたいという気持ちが勝り
熊倉さんと詳しいことを相談し始めました。
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もう5年は身体も元気だから
一緒に農業をしながら技術を教えることができるし
自分のまわりの人間関係も紹介して繋げられる
熊倉さんはそう言ってくださいました。
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最終的には田畑も機械も星野に譲りたいとまで。
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それは光栄なことではあるけれど
ご家族にとっても地域にとっても
もっと相応しい方法があるのではないか。
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そう畏る自分を諭すように
熊倉さんはこんなふうに話してくださいました。
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娘は農業をやるつもりはないようだし
何より大切にしたいのは
毎年のようにお米やさつまいもを買って
楽しみにしてくださっているお客様だ
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星野が俺の技術を覚えて
近い将来に俺以上のものを作れるようになって
お客様と長く付き合っていってくれたら嬉しい
きっとお客様も喜んでくれるはずだし
そう望んでもいるはずだ
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星野と一緒なら
俺が今までやりたくても
出来なかったことが絶対できる
ぜひ農業を一緒にやろう
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本当にありがたいお話でした。
その中でも印象的だったのは
「お客様も喜んでくれるはずだ」
という言葉でした。
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本気でやりたい
熊倉さんと一緒に農業をやりたい
そう強く思いました。
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ただ、やりたいという気持ちだけで大丈夫だろうかと
正直不安がなかったわけではありません。
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農業経営を長く続けていくためには
利益を出していかなければならないし
企業が農業に参入して失敗した例も
たくさん見てきました。
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でも絶対に農業には価値があるし
未来へ繋いでいけば必ず価値を増していくはず
どうしたらいいだろう。
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悩んでいるなか
後押ししてくれたのは取引している仲間たち
特にこの数年にわたり当社のブランディングや
カタログ制作、商品開発で協力してもらっている
仲間たちでした。
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めちゃめちゃいいね
絶対おもしろい
やるべき
農業やれるなんてうらやましい
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いちばん信頼している仲間たちの言葉に
やはり自分の考えは間違っていないと
不安は吹き飛びました。
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これからさらに農業や
それに付帯するアナログな作業
人との繋がりや自然との関わりが
見直され必要とされる時代がやってくる
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作り続ける
土地を守る
技術を繋げる
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これだけでもとてつもない価値があり
農業は国が、社会が、日本人すべてが
守っていくべきものではないか
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我々が会社として率先して取り組めば
共感したり価値に気付いてくれる人が
きっと増えていくだろう
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最終的には経営としても成り立つはずで
それどころかすごい可能性を秘めてさえいる
やろう、それが自分の、当社の使命だ
そう思えるようになりました。
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ただ、我々だけでは絶対に難しい。
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過剰にでもなく過小にでもなく
ありのままの美味しさや安全性
技術や環境のすばらしさを伝えるには
多くの仲間がいる。
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一緒に取り組んでくれないか
あらためて先に相談した仲間たちに話をすると
皆快諾してくれたし、共感もしてくれました。
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そして社内でも最初は驚いていた
兄であるCEOや従兄弟のCFOも
熊倉さんと自分の想いを伝えると理解し
協力体制を整えてくれました。
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特に営業部メンバーたちの農業への共感は強く、
農業機械に乗るための免許取得の手続きを始めていたり
それぞれが自分たちで考えすぐに動いてくれました。
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やはり皆、今の社会に言い表せない虚脱感を持っている
多くの人がそうなのではないかと俄然やる気が出ました。
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人は人と繋がりたい。
農業はそれを叶える手段にもなるはずだ。
絶対にいけると確信に変わりました。
稲作ほしのの社是は
子どもたちにやり甲斐のある仕事と
生き甲斐のある社会を残すこと。
子どもたちのために
今あるものを丁寧に継承し
守り、整え、進化させ
そして次の世代に繋いでいくこと。
これを大義として一歩ずつ歩んでいきます。
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私たちは皆が知っています。
これからやっていくことの大変さを。
その大変なことの中にこそ本当の価値があることを。
仲間と協力すれば必ずどんな苦難も乗り越えられことも。
熊倉さんを中心にこれから挑んでいきます。
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仲間と楽しみながら
仲間を増やしながら。