2026.05.05
お知らせ
ほしの どう?|立夏
■ほしの どう?
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「ほしの どう?」は新潟県新潟市にある星野株式会社が発行する季節のお便りです。商品のことや、日々の小さなエピソードをお届けします。
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2026年5月5日 | 立夏
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ニュー・スタンダード
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新潟の春はゆっくりで、桜が咲くのも4月の上旬から中旬にかけての頃。会社のある新飯田からクルマで1時間ほどのところ、稲作ほしのの田んぼや畑のある三条市下田(しただ)では、さらに10日ほど遅れて春がやってきます。
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下田には桜の名所がいくつかあって「楢山一本桜」というしだれ桜もそのひとつ。農機具を置いている棚鱗(たなひれ)の倉庫から15分ほど歩いたところに、名前のとおり1本だけたたずんでいます。天気が良ければ雪が残る粟ヶ岳を背景にして、春と冬のコントラストを楽しめるのが自慢です。
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桜の蕾が色づいてくると、星野株式会社の営業担当は長靴に履き替えて、稲作ほしのの営農担当へとスイッチ。ふだんは営業の5人を中心に、作付けや収穫の時期には各部署の仲間も加わって、農作業を行っています。
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稲作ほしのを立ち上げてからの数年は試行錯誤の繰り返しで、自分たちのことだけで精一杯。ようやく少し余裕も出てきて、農業の現場における担い手の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加といった課題にも目が向くようになってきました。
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会社の隣にある畑もまた、長いあいだ手入れされずにいた土地でした。雑草が生え、土は固く、掘り返すとビニールハウスの骨組みやコンクリートの基礎も出てくるほどの。縁あって引き取り、いらないものを取り除いて、土をふかふかと柔らかく整え、作物を育てられるようにして「再生畑」と名付けました。
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仕事の合間に様子を見に行き、手を入れてはまた仕事に戻る。そんなふうに会社と再生畑を行ったり来たりする日々の中で、農業がさらに身近なものになりました。移動する距離が近くなると、農業と会社の仕事を分けて考える必要がなくなっていきます。
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そしていよいよ、新飯田にも田んぼを増やすことにしました。出勤前に田んぼでちょっと草刈り、ということも当たり前になっていきます。収穫の頃にどんな風景が広がるのか、今から楽しみです。
